05/09/04 赤岩青巌峡

久々のクライミング、E子ちゃんと青巌峡へ。秋の香りがしてコンディションはとてもよい。これからしばらくがベストシーズン!
アップ3本目でテイク入るだろうな~と思いつつ「爆発するぜ!」にトライしたらあっさり登れたのでちょっとうれしかった。でもやっぱりカチを持つと右手の中指が痛い。今日はあんまり難しいのはやりたくないのでA桐君が絶賛していた「アブ男」(5.11c)にトライすることにする。
さてその「アブ男」、その登る気を起こさせない名前とは裏腹に実におもしろい。ボルト4本だが1本目は余計で、実質的には2本目かけてからスタートの短いルート。2本目から4本目のクリップのあたりまでよいホールドがなく、フックでバランスをとりつつクリップしたり、デッドでカンテをバシバシたたいたりといかにもA桐君好み。ムーブを作っていくのがすごくおもしろい。指がけっこう痛かったのだけど、おもしろいのでちょっとがんばってしまった。2、3本目と狙ったけど結局登れず。これ以上やるとせっかく2週間休んだ分が台無しになってしまいそうなのであきらめた。すでに1週間分は台無しにしてしまった気がするが。
E子ちゃんは「天国列車」。4本目のクリップで苦戦中。そこができれば後は近い。
ニンジン 5.9 再RP。
バカにするぜ! 5.10a 再RP。
爆発するぜ! 5.11c 再RP。
アブ男 5.11c 登れず。おもしろい!
アブ男 5.11c 登れず。
アブ男 5.11c 登れず。
玉ネギ 5.8 再RP。

05/08/21 小樽赤岩 → 秀岳荘

今日も雨の予報だけど、朝起きたらまだ降っていなかったので小樽赤岩へ。あご君、M田君、E子ちゃん。岩場についてもまだ雨は降り出さない。とりあえず蟹岩でアップがてら遊ぶ。
蟹岩直上、6級くらい。
蟹岩の隣のちっちゃい岩のE子ちゃん設定のマントル、6級くらい。
引き続き奥リスへ移動し「なめこスラブ」で遊ぶ。結構高さがあるので怖い。マットないし。みんな成功。5.10bとグレーディングされているけど4級くらいか。
さらに「ファイアマン」へ移動。E子ちゃんオンサイト失敗、M田君成功。僕も左の三角ガバ限定で行こうとしたら落ちてしまった。へぼい。宿題が増えた。そのうち雨が降り出してしまう。E子ちゃんが雨の中2回目のトライをするがさすがにスラブで雨が降ったらきびしい。
みんな登り足りないので秀岳荘の中の壁へ。結構込んでた。指が痛くてぜんぜん登れなかった。しばらくクライミング休みます。
なめこスラブ 5.10b RP。
ファイアマン 5.10a 登れず!

05/08/20 赤岩青巌峡

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札幌は雨だけど、あご君と青巌峡へ。着いたときはやっぱり雨。一応偵察に行くと結露でまっかっか。帰ろうかと思ったけど、天国列車の岩とねぎ岩が一応乾いていたので、せっかくはるばる来たし、触っていくことにする。北海道クライマーは今日はゼロ。本州クライマーが何人かいたけど、岩を見て帰っていってしまった。
そのうち天気もよくなって、「天国列車」とかは上から垂れてきていた水まですぐ乾いた。「天国列車」はやっぱり難しい。「狼少年」もaskちゃんのムーブを試してみたけどできなかった。予想外に登れたけど、やっぱり激しく雨が降りだしてきたので撤収。一瞬で「天国列車」の下が濁流と化した。帰りは「樹海温泉はくあ」で駒大苫小牧の優勝を見届けた。
玉ネギ 5.8 再RP。
天国列車 5.12b 登れず。
天国列車 5.12b 登れず。
狼少年 5.12a 登れず。

クライマーズ・ボディ


クライマーズ・ボディ
菊地 敏之 (著), 前之園 多幸 (著)
東京新聞出版局 (2005/06)
タイトルどおりクライミングのフィジカルな部分に焦点を当てた本。全般的に難解であり、「パフォーマンス・ロッククライミング」同様、読むのにはそれなりに気合が必要。
前書きでまずどきっとさせられる。まあ読んでみて。で、冒頭には平山ユージさんのインタビュー。本編は3章構成。
1章はスポーツ科学の基礎。筋肉の仕組みやエネルギー生産の仕組み、トレーニング理論などについて述べられている。スポーツ科学の本を呼んだことがあればそれらとたぶん大差はない。
2章では1章の知識を踏まえ、それをクライミングにどう当てはめていくか、クライミングに必要なトレーニングは何か、などが述べられている。タイトルとは逆に、フィジカルなトレーニングよりもテクニックの習得を優先すべきであることが強調されている。1章2章合わせて「パフォーマンス・ロッククライミング」を呼んだことがあればそんなに目新しいことはないかも。
3章は登る整形外科医の前ノ園さんにより、クライミングにまつわる障害について詳しく述べられている。クライマーの障害はクライミングというスポーツのマイナーさと特殊性のため、病院にいっても一般のお医者さんにはなかなか理解してもらえない。クライミングの特殊性を十分に理解した専門家(お医者さん)によって、クライマーの障害についてここまで詳しく書かれた本というのは過去にはたぶんない。
おすすめなのはやはり3章。クライマーでどこも身体が悪くない人は少ないと思うし、いまどこも悪くなくてもやがてどっか痛めてしまうと思う。いまどっか悪い人はもちろん、そうでない人もこの本を読んで、ボディ・ケアについて気を使うようにしたらよいのではないでしょうか。
おすすめ度
★★★★★
おすすめする人
・クライミング中上級者
・クライミングしててどっか痛い人
・「パフォーマンス・ロッククライミング」を読んだことがない人

05/08/14 望岳台

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あご君(ゴン君)、E子ちゃんと望岳台(十勝岳)に行ってきた。何しにって、ボルダリングしに。かつてアイゼンの練習をしに登ったこの山で、実はボルダリングができるらしい。エリアは大きく分ければレストハウス下の道路脇の沢沿い、避難小屋の下部の沢、避難小屋上部の沢。
とりあえず避難小屋を目指し、マットを背負って「北の大地でボルダリング」を片手に、テクテクと登りだす。・・・遠い。小屋まで約40分。ワンゲラーのあご君はともかく平地クライマーはへばり気味。E子ちゃんサンダルだし。
6bくらいのちょうどよさそうな課題があるはずのメルシー岩を探しながら沢沿いを登っていったけど、なんかよくわからない。やっと居場所がわかったのは「ジ・アイルランダー」(7b)で、メルシー岩はいつの間にか通り過ぎてしまったらしい。「ジ・アイルランダー」に取り付けるレベルではないので、適当にその辺の岩の散策しながら登ることにした。
とあるフェース、あご君初登。勝手に課題名、「太郎」(6級)。
とあるクラック、soto初登。勝手に課題名、「花子」(4級)。
雪男岩のあご君限定課題、あご君初登。勝手に課題名、「”フリー”クライマー」(5級)。
雪男岩のsoto限定課題、soto初登。「”フリー”クライマーズ」(4級)。
たぶん誰かに登られたことはあるのだろうけど、トポなしでおもしろそうなところを探して登るのもなかなか楽しい。結構登ってきているのでロケーションはとってもよい。たまにガスってくると寒いくらい。想像するに安達太良がこんな感じなのかな?岩はもろいのもあるので適当に登っていると怖い。
再びメルシー岩を探しながら下っていくが見つからない。あきらめていったん下山して望岳橋エリアへ行く。するとボルダラー発見!ボルダラーさんが取り付いていた「ザリガニカンテ」(6b)にみんなでトライ。むむ、難しい。これが6b?結構がんばった末、一回核心のムーブに成功したけど、右手首が痛くてガバカチを保持できなくなって落ちてしまった。もったいない。結局誰も登れず。ホールドは悪いし、高さもボルダリングとして程よいし、とってもいい課題だ。
望岳橋のボルダーではほかには「バツイチ」(7a+)がすごくきれいで魅力的に見えた。トライしてないけど。今度来たら触ってみよう。
帰りはあご君がおなかが減ったとうるさいので、富良野在住たけのぶさんにおすすめのお店を聞き、「唯我独尊」というカレー屋さんへ。結局たけのぶさんも合流してなぞにごちそうになってしまいました。おいしかったです。ありがとうございました。

Fontaine Blue

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Fontaine Blue
茂垣 敬太, 榊原 佑子, 藤原 亮, ほか
eXculibur (2005/07/09)
チームeXculiburのフランス、フォンティーヌ・ブローへの一ヶ月間のツアーを記録したビデオ。ハイビジョンカメラなのか映像は横長。課題は7aから7cくらいが中心。
ひとことでいうと、見ていて羨ましくなるビデオ。ブローというロケーションからくるおもしろそう感以上に、個性あふれるキャラクターが作り出す楽しい雰囲気が伝わってきて、こんな素晴らしい岩場で、こんな仲間と一緒にクライミングできたらいいなーと思ってしまう。きっとクライミングをよく知らない人が見ても、このビデオを見たら「クライミングっておもしろそう」と思う気がする。
こういうとなんだけど、自分が編集したキャッスルヒルのビデオと非常に似ている部分が多い。登場クライマーの年齢層、ビデオの雰囲気、岩場の雰囲気とか。撮影・編集をした竹内くんは大学生?編集も上手だし、著作権問題とかちゃんとクリアしてプレスDVDを作成し、販売までもっていく企画力・行動力はすごいと思う。
おすすめ度
★★★★☆