07/09/23 Pilgrimage DAY2

9/23 Bangalore → Hospet → Hampi
6時半くらいに起きる。ゲストハウスの人がチャイはいるかというのでお願いして買ってきてもらう。10ルピー(※1)。待っている間に初トイレ(大)。トイレはタイなんかと同じ、桶がおいてあって水で洗うスタイル。日本でもウォッシュレット愛好家の自分はこのスタイルは決して嫌いではないが、技術が伴わないためちょっと苦労する。
ほかのお客さんと一緒にチャイを飲んでくつろぎ、写真を撮っていると、ゲストハウスの人が屋上へ案内してくれた。屋上からはバスターミナルが見える。宿内も案内してくれて、ホットシャワーも出るといっていた。この人もいろんな国のコインを集めているとかで、スリランカのコインを見せてくれた。また100円をあげた。やっぱり50円は欲しがらない。
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ドミトリーなゲストハウス
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初チャイ
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真ん中がゲストハウスの人
7時半くらいに宿を出てバスターミナルへ。とりあえずミネラルウォーターを買う。1リットル15ルピー。すでに運行は始まっていて、Hospet行きのバスは30分毎にでているようである。バスを探して乗り込んで待つ。公営のバスはドライバーと集金係の2人体制で運行されているようで、座って待っていると集金にやってくる。Hospetまで181ルピー。
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バスターミナル
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バスターミナル
8時くらいに出発。近くに座ったおじさんとお話などする。同じくHospetへ行くらしく、わりとお金のある階級の人のようで、Nikonのコンパクトデジカメを持っていて、牛とかヤギとかの写真を見せてくれた。牛を500頭持っているとか。日本で会社やっている友達がいるとか。しかしいまいち英語がわからず苦労する。
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バス車内
1時間半くらい走ったあたりで、ビデオで観たHampiふうな岩ごろごろな風景が出てきてわくわくしてしまう。しかしここはまだHampiではない。そんな風景も過ぎ去りバスはまた走る。ハイウェイとか、ダートとかいろいろ。途中いろいろな町のバス停に寄り、お客をひろう。
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バスの中から見える町並み
11時くらいにサービスエリアというか小さな食堂で15分くらいの休憩。トイレに行き、食堂で物欲しそうにしていると、さっきのおじさんがチャイとドライカレーみたいな食べ物をおごってくれた。ヨーグルト見たいのをご飯の上にかけたりしながら食べる。ちゃんとスプーンはついてくる。食べて大丈夫かちょっと不安だったがおいしく食べた(※2)。水はさすがに飲まなかった。
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服と色を合わせた髪飾りがかわいい女の子
引き続きバスは走るがハイウェイで対向車がこっちのレーンを走ってくるし、バスは派手にクラクションを鳴らしながらトラックを追い抜きしまくるしでなかなかスリリングである。風力発電の風車が立ち並ぶのなんかも見えた。結構長い間ずっと見えていて、100機以上はあったであろう。建設途中の風車のブレードが車で運ばれているのにも遭遇。
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風力発電
2時くらいにも30分くらいの休憩があって、こっちが本当のお昼ご飯タイムだったようだけど、特にお腹が減っていなかったのでバナナを買っただけ。
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ランチ休憩
親切はおじさんはHospetのやや手前の村で降りていき、4時半ぐらいにHospet到着。バスを降りたとたんリクシャワーラーに囲まれる。HampiへはHospetから13km。バスがあるのは知ってはいたけど、グラサンをかけたあんちゃんにお願いすることにする。Hampiまで80ルピー。
Hospetの町をでてHampiに向けて走り出すと岩や遺跡が見えてくる。Pilgrimageで観た白いゲートをくぐる。
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リクシャーでHampiへ
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HospetからHampiへの途中にある白いゲート
ゲストハウスどこに泊まるのかと聞かれたので、とりあえず「Goan Corner」と答える。2年位前に3ヶ月Hampiにいたたっくんの情報によるとクライマーが一番集まっていたというゲストハウス。マットを持って来ていないし、クライマーに理解のあるゲストハウスに行きたかった。
Hampiはバザールや多くの遺跡があって観光客が多くいるTemple Sideと、ボートで川を渡った反対側のIsland Sideに分かれる(※3)。Goan CornerはIsland Sideにあるゲストハウスである。
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絵が下手で・・・後でもう一度書きます。詳しくはGoogle Mapsを参照。
リクシャーのあんちゃんによれば、今はオフシーズンでIsland Sideのゲストハウスはみんな閉まっているという。自分の紹介するゲストハウスに連れて行きたいがためのよくあるウソという気もして半信半疑ではあったが、あながちウソでもなさそうだ。クライミングしに来たんだと言うと伝わったかのように感じたが、ボルダーマット持ってきてないからどこかで借りないといけない、という話はまったく伝わらなかった。Hampiの人々にとってクライマーという人種がどこまで認知されているのかよくわからない。
こっち側にも岩はあるし、Island Sideに行きたかったらボートで渡って夕方までに戻って来いという話になり、結局彼の紹介するゲストハウスへ。Suresh Guesthouse。明日川を渡ってゲストハウスがあいてるか実際見てくればいいかと思い、今日はこっち側で泊まることにする。あまりはやっているようにはみえなかったが、部屋はまずまずきれい。200ルピー。ゲストハウスの宿泊ノートに記入をすると、Policeにも登録してこいというので記入に行く。Hampiで一番目立つVirupaksha Templeの中にPoliceの駐在所みたいのがあって、ツーリストはそこに名前等を記入する。別に書かなくてもチェックはされないが、盗難とかトラブルがあったとき必要になるらしい。
ゲストハウスのオーナーにもクラッシュパッドの話をしたが伝わらない。やはりこっちサイドではクライミングはそんなに認知されていないらしい。Island Sideに行く必要がある。川へ行ってみるとちょうどボートが出るところであったので乗ろうとしたが、そのボートで今日は最後だというので、行ってしまうと戻ってこれないためあきらめる。17時~18時くらいで最後のよう。
シューズを片手にVirupaksha Templeの裏の丘(Hemakuta Hill)を散歩をする。大きな岩盤の上に遺跡や岩が散らばっている。おー、これぞハンピって感じ。チョークがついている岩も少しだけあった。独立した石っころが多く、うかつに登ると降りれなくなりそうだし、マットもないし、今日は登らず。
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Hemakuta Hill
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Hemakuta Hill
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Hemakuta Hill
雨が降ってきたので遺跡の中に逃げ込むと、警備員さんとばったり。彼は英語勉強中らしい。9時~18時は警備員が巡回しているからSafeだとか、どこかの寺院の入場チケットを買うともう一箇所回れるとか、そんな話を聞く。対岸の話をしたがさっぱり伝わらない。もう18時半くらいで暗くなってきたので一緒に町のほうへ降りていくと彼の仲間たちに合う。仲間たちは警備員ではなくて普通の格好をしていて、警備員の彼は自分だけ英語しゃべれるんだと自慢していたが、別にほかの人たちもたいして変わらない。いくつかの日本語を教え、「こんにちは」を意味する「ナマステー」または「ナマスカー」と、「ありがとう」を教わったがすぐに忘れてしまった(※4)。
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Virupaksha Templeの立派なタワー
バザールをうろうろする。Tシャツ屋さんで1枚Tシャツを買う。100ルピー。いちいち交渉しなければならないのが面倒だ。最終的に適切な価格だったのかもよくわからない。
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Tシャツ屋さん
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夜のハンピバザール
バザールには子どもがいっぱいいて、夜も元気いっぱいに走り回って遊んでいる。Post Cardを売り歩いている子もいてとても商売上手である。Post Cardはいらなかったが、昼間Mapを売っている子がいてそっちにはちょっと興味があったのでMapはあるかと聞いてみる。するとすぐ持ってくるから待ってろといって走って取りに行き、けっこう時間かかって戻ってきた。50ルピーと言う。昼間の子は20ルピーと言っていたぞ、と思いつつがんばって取りに行ってきてくれたので50ルピーで買う。この子も日本のコインを欲しがり、でもやっぱり50円はまったく欲しがらず、結局100円をあげた。これで日本の100円玉は品切れで、後は50円と500円しかない。100円は30ルピーだよと言ってPost Cardを1枚もらった。
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本日の宿
※1
チャイ1杯の価格というのはところにより様々で、Longなカップで5ルピーから15ルピー程度であった。上のほうの値段はツーリストプライス。
※2
お腹を壊すのが非常に怖かったので、「マルピー下痢止めS」という下痢止めと、「新ビオフェルミンS」という整腸剤を持ってきた。マルピーはインドの下痢に効くらしいという情報をネットのどこかで読んだのでセレクト。ビオフェルミンは普段も時々利用している薬で、ただの乳酸菌なので飲みすぎても害はないだろうということで、ほぼ毎食後に飲んでいた。その効果があったかどうかはわからないが、一度もお腹を壊さずにすんだ。
※3
当初、川を挟んだ対岸の陸地だと思っていたが、これは中州である。Island Sideなんだからそれもそう。中州のさらに反対側にBaba Cafeボルダーや、Haruman Templeがある。
※4
ありがとうは「ダンニャワード」。