07/09/25 Pilgrimage DAY4

朝、早めに起き、Goan Cornerのすぐ近くのRelax Boulderへ。わりと面白い、6bくらいの課題を2つ登る。岩の上から景色を見ていると、Rishimuk Plateauを通って人々がGoan Corner方面へやってくる。9時が出勤時間のようだ。Goan Cornerで働く人たち、水田で働く人たち。
9月末は雨季の最後で、昨日もそうだったけど、時々雨がパラパラする。でもすぐに通り過ぎてゆく。
070925_1.jpg
Goan CornerからRelax Boulder方面
070925_2.jpg
Goan Cornerの部屋の前にて
10時ごろに戻って、しばらくするとマシューが起きてきた。首はどう?と聞くが昨日よりworseという。2人でBreakfastを食べに村へ行く。インドでは料理は注文があってから一から全部作っているのだろう、日本の感覚に慣れていると、料理が出てくるのがすごく遅く感じる。レストランのおばさんも最近むちうちになったらしく、よく効くという薬を持ってきて、おじさんがマシューの首に念入りに塗りこんでいた。マシューはちょっと痛そうにしてたけど。
マシューはDoctorなのだが、むちうちには対処方法はなくて、時間が解決するのを待つしかないらしい。でもちゃんと固定をしたほうがいいので、首に巻く固定具を手に入れるために今日はHampiかHospetでDoctorを探すそうだ。どうせ動けないんだったらビーチのほうがmuch betterなので、明日になっても首の状態がよくならなそうだったら、クライミングはあきらめてGoaに行くそうだ。
今日はとりあえずT/Cの両替とクレジットカードを止めようと思っていたので、自分もTemple Sideへ行くのだが、ゲストハウスに貴重品を置いてきていたので、マシューと別れて一度ゲストハウスに戻る。それからボート乗り場へ。ボートはある程度客が集まってから動くらしい。30分以上待ってやっと乗れた。ボートは前回15ルピーだったのに、今回は10ルピー。
Temple Sideで両替をする。レートは店によって結構違う。1ドル=36~38ルピー。CachとT/Cで差があるところも、そうでないところもある。両替にもなぜか結構時間がかかる。昼ご飯を食べて、ネットでカード会社の電話番号を調べる。岩場でカードが拾われ、さらにそのカードがここインドで使われる可能性はかなり低いと思われるので、放置でいいかとも思ったのだけど、Hampiでカードが使えるところもあるようなので、一応止めて置くことにした。
雑貨屋さんとか旅行会社とかが電話を置いていてそこから電話がかけられる。しかし電話のかけ方がよくわからず、店の人にかけてもらう。頭に00をつける必要があったらしい。日本へは、0081~。UCカードはインドにサービスセンターがないので日本へコレクトコールな番号へかけたはず。しかしこれはちゃんとコレクトコールになっているのだろうか。電話料金の仕組みはよくわからなかったが、店内でメーターが回っていて通話時間と料金表示されている。店にはその金額を払うようである。しかしこれがいいスピードで増えていく。続いてVISAカード。VISAはインドにも電話番号があるようだったが、いくつかメモした番号はどれもつながらない。これはインドの番号なのか、そうじゃないのか、また店の人に相談しながらいろいろやっていたらどこかにつながった。こちらもメーターがいいスピードで回っているのになかなかオペレーターにつながらずちょっとイライラ。結局2社あわせて40分くらい通話したので、900ルピーもかかってしまった。こっちの物価からしたらこれはかなりの大金なんじゃないか。これは国際料金なのか、国際分はコレクトコールでインド国内の電話料金なのか、それとも店の電話貸し出しサービスとしての料金なのか、料金の体系はよくわからなかった。
さて、用事が済んだのでIsland Sideへ戻ろう。しかし川へ行ってみると水位がかなり上がっており、ボートは向こう岸に泊められたままで人が誰もいない。その辺の人に聞いてみたが、まだ4時だけど今日はもうno boatっぽい。しばらく待ってみて水位が下がればpossibleだという人もいたのでちょっと待ってみたけどやっぱりボートが動き出す気配がない。聞いてみると、ぐるーっと大回りしていけば反対側の岸からIsland Sideに回れるそうである。50kmのlong wayらしく、バスでいけるらしいのでその方法を聞く。リクシャーだと500ルピーくらいだろうといっていた。
Hampi → Hospet → ホゥリギー → ウィルパプラガディー(Virupapura Gaddi)
とバスを乗りついていけばいいそうだ。ほかの人にも聞いたらほかの村の名前も聞こえてきたので、別のルートもあると思う。Hampiの入り口でバスを待とうとしたのだが、リクシャーワーラーに次々と声をかけられる。バスで行くし行き方も分かるからno thanksと言っていたのだが、リクシャーワーラーはどんどん増えてゆく。十数人のリクシャワーラーに囲まれる。バスはいつ来るか分からないし時間がかかるからリクシャーに乗れとしつこい。500ルピーだと言っていたが交渉したところ400ルピー。300ルピーで行ける人はいるかと聞いたがそれはいない。400はgood priceだという。リクシャワーラーの中でも客の奪い合い的な状況になっていたが、向こうの中でも話し合いがあり、最初に自分に声をかけたリクシャワーラーが自分と交渉するということになる。今日はこっちに泊まることも考えたけど、明日の朝の涼しい時間にクライミングできないし、明日もボートがないかもしれない。しばらくバスを待っていたがなかなかこないし、リクシャーでも1時間半かかるらしいのでこのインドでバスを乗り継いで行くとなると数時間かかりそうである。なので結局400でリクシャーにお願いすることにした。
HampiからHospetを経由して、リクシャーはひた走る。Hospetやその他途中の町はまさにカオスだ。そしてこれは確かにlong wayである。途中、Hampiの上流にあたるらしい川に巨大なダムがあり、猛烈に放流しているのが見えた。なんで急激に水位が変わるのか疑問だったけど、このダムのせいだったのだ。
実際1時間半くらいのドライブで、すっかり暗くなったころウィルパプラガディー(Island Side、中州の村)の入口に到着。入口の道路も水没しかかっていて、リクシャーはここまで。あとは歩いて行けという。500ルピー渡したが50しかおつりがないという。飛ばしてきたから450くれという。こういうことは良くあるので最初っからお釣りがないようにお金を用意すべきだった。若干腹立たしいが、実際思っていたより長い道のりだったので50ルピーはあげる。せっかく両替したのに電話代とリクシャー代で一気にCashが減ってしまった。
水没しかかった道をももぐらいまで水につかりながら川を渡る。ゲストハウスまでどのくらいの距離があるのかよく分からなかったが、ちょっと歩いたら見覚えのある景色が出てきた。Laughing Buddha Restaurantによって晩ごはんを食べる。今日もたくさんのイスラエル人。ウェイターの青年とちょっと話をしところ、彼はネパール人でいろいろなところで季節バイトをしていて、ここに来たのも比較的最近らしい。
ゲストハウスを目指して暗い夜道を歩いていると、水田にホタルが光っていた。日本の田舎の水田みたいだ。ホタルを見たのはいつ以来だろう?きれいだった。
マシューもゲストハウスにいなかったので、ボートを逃して対岸に泊まっているのだろう。