戸倉シーズン券持ちのTADA君を、たまには牧場行ってみる?と誘ってみたら意外と乗り気だったので牧場へ。天気は快晴無風で雪質もよく、きっとこの日はどこのスキー場に行ってもおそらく今シーズン一番のコンディションだっただろう(パーク的には)。
牧場はシングルリフトで4連キッカー(4m、7m、8m、8mくらい?)、ペアまで降りれば+3連。それから12mのビッグキッカーに、ハーフパイプに各種ジブと相変わらずアイテムが豊富。欠点はキッカーのランディングの斜度が緩めでけっこう衝撃がくること。雪が柔らかかったからよかったものの、アイスバーンになったりしたらしんどそう。
4連キッカーを飛んだりパイプで遊んだりして12mも飛んでみた。風がないのでスタート位置を決めてちょっかれば飛距離はぴったり。強風の吹き荒れた、先々週の戸倉の大会はさぞ大変だったことだろう。戸倉に比べるとランディングの斜度と長さが足りないと想像するけど飛びやすいキッカー。といっても結局ストレートのみ。やはりこのくらいのサイズになるとリップを上がるときのスピードがかなり速い。とりあえず一年ぶりにこのスピードを体験できただけで満足です。4連の方ではちょこっと360。TADA君は「まわりすぎ540」をかましてた。さすが車山のチャンプ。
パイプは戸倉と同じく上から見て左(バックサイド?)の壁がカリカリ。フロントサイドはそこそこ飛び出せるのだが、アンナチュ方向に回るバックサイドはいったいどう動いていいのかわからない。
パイプ好きのTADA君、このインラインの解説は参考になるかも。
最後はジブ。牧場のボックスはよく滑る。戸倉の小屋の下にあるワイドボックスくらい。リップがつながっていて少しだけ乗りづらいのと、箱にはなっていなくて「柱」があるので落ちたとき挟まったりするのがちょっと怖いけど。練習しやすい2連の普通のボックスがあったのでそこでハイクして練習。
そしてついにきた。
今までずーっとボックスに乗っていていしっくりきていなかった。なんとなく通せていても乗れていない感じでさっぱりしっくりきていなかった。腰が引けてそのせいでエッジが立っていたせい。ちょっとまえにビデオ撮ったときでそれはわかっていたので、腰を出そうと意識はしていたけど、今回もTADA君にまだ足りないと指摘されたので、とにかくそこを意識。それから腰の位置は高く。右の骨盤を右足の真上に。足は突っ張って棒立ちになるくらいのイメージ。棒立ちというとなんか悪いイメージがあるが、きっとそんなことない。うまい人は軸がまっすぐ1本になっていると思う。そのイメージ。
徐々にそれができたきたら、そうするとぜんぜん乗れてる感が違う。エッジも立ってないと思うし、すっぽ抜けそうな感じもない。それに加えて予想外の効果として、降りるとき板をレギュラーに戻せなくて苦労していたのがしっかり戻るようになった。板の前後差も減った。
先月のへっぴり腰
アングル的にわかりにくいけどきっと改善したはず
もう一つというか、同じことなのかもしれないが、大事なのはしっかり踏み切って(=腰を伸ばして)上に飛び上がること。もちろん入り口の形状によって飛びすぎてもいけないんだろうが、キッカーと同じようにしっかりと踏み切ることが大事。270inのとき、TADA君の270inと比較すると、上へのジャンプが全然足りていなくて、そのせいで回りきらずに失敗してるのがわかる。目線はきっとこんな感じでいいと思う。
思い返せば、「飛び&ジブ5チャンネル」でケンタロウ君が腰を前に出せと言っていたし、タヤガキ君もエッジが立つ人はポジションを高くと言っていたので、まさにその通りだったと。飛びジブ5は「基礎から学ぶフリーライドスキー」と並んでおすすめなDVDです。
最後の方で、戸倉よりちょっと難しそうなフラットダウンに挑戦したら見事にやられてしまった。このときか、その前(270inでこけて柱に引っかかったとき?)か、その後かよくわからないけど、家に帰ってきてワックスかけようとしたら、左足の内側のエッジをどこかにぶつけたらしく、へこんでた。毎年これをやりますね。
本日の収穫は大きかったです。自分のなかではジブレベル3→10と一気にレベルアップした気分。スキーはごくたまにこういうどーんとレベルアップする日がやってくるのが楽しい。とかいって気のせいだったりするかもしれないけど・・・
ジブレベル30のTADA君は、270in~プレッツェル~270out習得に向け、270inとエッジを使ったアンナチュ側270outの練習中。この勢いで今シーズン中に習得してしまうのか。
soto(脱へっぽこボックス)
tada君
なお、ジブ板が死んでしまったので今週末はジブはなしです。