硫安

この季節、ゲレンデには硫安がまかれまくっています。北海道にいたときはそんなもの知らなかった。硫安とは硫酸アンモニウムのことで、別名はスノーセメント。雪に撒くと溶解熱によってまわりの熱を奪い、結果雪面が固まるようです。この使われっぷりがすごい。北海道でも使われていたのかも知れないけど少なくとも記憶には残らないほど目立たなかった。
お昼のパークメンテナンス後はキッカーが硫安によってしっかり固まっていて、アプローチからアールに入ったとたんにカリカリっという音とともに急激に加速するので、知らないでキッカーに入ると危ないです。アプローチにもまいてくれたりするので、そうするとスピードも出過ぎちゃう。でも確かに硫安で固めてくれたほうが飛びやすい。
硫安はもともと肥料で安いものらしく、あんなに大量にまいても問題はないみたい。
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春になって板の滑りが悪いし汚れかたもひどい。どうせ週末しか滑らないので、毎週平日にホットワックス、それもクリーニング&滑走ワックスをしているけれど、一日滑って帰ってくるともう滑走面が白い。すでに滑走面が痛んでいるせいかもしれないが、ホットワックスといっても一日ももたないのか。ワックスも安くはないしやるだけ無駄な気もする。作業は嫌いじゃないけど。ホームセンターで滑り止めのシートを買ってきたらだいぶ作業しやすくなった。
↓この怪しげなワックスも少し気になる・・・
http://t-rescue.jp/

08/04/13 奥只見丸山スキー場 1

1月ごろに少しでもリフト代を安くしようと湯沢の5スキー場共通リフト1日券引換券をヤフオクで落札し、未だ使っていないので消費するべく久しぶりに湯沢方面へ。5スキー場とはGALA・湯沢高原・一本杉・NASPA・神立なので、行くとしたらGALAか神立なのだが、神立は先週でパークが正式な営業を終了したそうなのでGALAへ。
準備を終えてゴンドラ乗り場へ行こうとすると、駐車場のおじさんが何だがあわてた様子。どうやら強風で本日の営業は中止になることが決まったらしい。ベースにいると普通に天気はよいのだけど。どうしたものか。神立はディガーは解散したもののパトロールが一応パークを維持しているらしいが、きっとコンディションはよくないだろう。まだ7時半だし、奥只見まで足を伸ばしてみることにする。ここからさらに1時間半。
奥只見は豪雪がゆえにハイシーズンは一時クローズしているというちょっと変わったスキー場。春はパークが調子よいことで有名らしい。トンネルというよりも穴といったほうがしっくりくる感じの古びたトンネルをひた走り、トンネルを抜けるとそこにはまだ十分な雪。
パークは16mキッカー→バックサイドヒップか、ジブコースか、3連キッカー。今日は3連キッカーでひたすら棒ジャンプ。2way(10m,5m)→13m→8mとホームページには書いてあるが、実際はたぶん2way(7m,4m)→9m→5mくらいで、リップも小さめ。雨でしぼんだのかな。ビシッと下半身だけを使って棒ジャンプをしようとするがなかなかうまくいかない。
パークは確かにいいのだが、混む。キッカーも並ぶし、それ以上にリフトが並ぶ。アルペンの大会をやっていたせいもあるかもしれないが、パークを滑る人以外も同じペアリフトを必ず使うようなレイアウトになっているせいかも。
2個目のキッカーでデコ落ち気味に着地したら左スキーのビンディングが解放し、何だろと思いつつもう1本飛んだらまた2個目のキッカーで同じように解放。これじゃあ怖くて飛べないので、よくよく調べてみると左のトゥーピースが若干緩い。そういえばサロモンのSビンディングはトゥーピースのコバ高さの調節ができるらしいのだが、それが合っていなかった模様。そもそも板買ったときにちゃんと確認もしていないし、最近磨り減った古いブーツのほうを使っているのにそれに合わせて調整もしていない。そういう機能があることを知りつつ大丈夫だろと思ってちゃんと調整していなかったのは要反省。ここしばらくずっとこの状態で平気だったんだけど、思い返すとけっこう危なかったかも。ドライバーを借りて高さを下げる。これで大丈夫。
3連がメンテナンスに入ったときに1回だけBigキッカーにも入ってみたが思いっきりでデコ落ち。幸いやわらかくてあまり痛くなかった。3連に戻って最後のほうは踏み切って360の練習もしてみた。踏み切りもそうだけど、ランディングのスポットが遅いのも問題な気がする。トランポリンとかで目線の使い方を練習しよう。
帰り道は4時間半+仮眠3時間。2~3月は10時過ぎても渋滞してたけど、やっとちょっと寝てれば渋滞に引っかからないようになった。

08/04/06 武尊牧場スキー場 4

懸賞で当たった一日券と、前回来たとき使い損ねた食事券を消費するべく武尊牧場へ。
武尊牧場はスキー場の上部にパークがあり、思ったよりもまだぜんぜん雪があるし雪質も悪くない。最上部のシングルリフトで4~7mの5連キッカー、ペアリフトを使えば8連キッカー。しかしここは数はあるけど、ひとつひとつのクオリティはそんなによいわけじゃない。ランディングがフラット気味だし、サイズもちょっと小さい。5連キッカーの隣には15m?のBigキッカーがある。こっちはキックの高さがかなりあり、落ち系。ランディングは見た目斜度緩そう。
今日のテーマはスイッチのはずだった。なので、5連キッカーで180、sw180とかそんな練習。しかしめっちゃ混みだした。ここは95%がスノーボーダー。5連キッカーの入り口で最大50人くらい並んでいたような気がする。Bigキッカーは「47とか戸倉より飛びやすいよ」とかいう話も聞こえてきたし、比較的空いていそうなそっちへ。こっちも多いときで20人くらいいた。他に一人だけスキーヤーで飛んでる人がいたので、その人を見てスピードを予測。落差があるので届かなかったらかなり痛そうだ。ドキドキしながら飛んでみるとちょうどよかった。Gも全然こないし、飛びやすい。でも落ち系なのであんまり浮遊感はない。踏み切れてないだけかも?
Bigキッカー
ミュート360で2回デコ落ちし、ビデオだとそんなふうには見えないがけっこう衝撃をくらった。あいかわらずスピンになるとちゃんと踏み切れていない。2回目は膝が思いっきりあごに入り、前歯が下唇に刺さった。これで少し萎えたし、左膝にちょっとした違和感を感じたので、ちょっと早めにやめた。
スノーボードの人たちは、みんなちゃんとプロテクターはしているっぽいのにヘルメットをかぶっている人はかなり少ない。スキーよりボードのほうがエッジとか引っかかって頭を打ったりしやすいと思うのにな。今日だって一人顔面打って失神してたし。

08/03/30 スノーパーク尾瀬戸倉 6

また今週も尾瀬戸倉。今回は会社の先輩と。
雪はどうなっていることかと思いきや、思ったほどひどくはなかった。とはいえコースは一部クローズしているし、土もたくさんでている。滑っている間にも雪が融け土の領域が広がっていくのがわかる。でも前日に若干雪が降った形跡があり、雪質は少しよかった。
ボードの先輩はパイプ目当てなのでパイプにも入ってみたけれど、リップが開いててまったく面白くない。雪が融けて壁の高さが低くなり、それなのにパイプドラゴンのアームの大きさは変わらないから、必然的にリップが開いてしまうのだろう。
3連キッカーは4-7-8mくらいで、先週よりもちゃんとメンテナンスされていていい感じ。今週は元2-Wayキッカーを飛んでいるスキーヤーがいたので自分も入ってみたけれど、やっぱりリップが寝ていてあんまり浮遊感がなくてそんなに面白くない。アプローチにも少し土が出ていて、避けてからアールに入らなきゃいけないのでサッツの準備が遅れてしまう。なかなかちゃんと踏み切れず、結局何もできなかった。11時くらいになると板が走らなくなり、どんどんスタートをあげてるのに届かなくなってきたので、2-Wayはやめて後はずっと3連キッカー。キッカーのサイズが落ちるとサッツが簡単に感じる。だからやっぱり大きいキッカーでサッツの練習するのはとてもいいと思う。
今日は尾瀬戸倉フリーライドスキースクールの最終日らしく、大人数で盛大にレッスンをやっていた。横目で見ているとかなり棒ジャンプ重視で、ちっちゃいキッカーで棒ジャンを中心に練習していた。レッスン前に飛んでるの見たけど、かなりうまい人もスクールに参加して棒ジャンプをしていた。自分もそのうち参加してみたいな。
午後になると曇りだし、おかげで雪があまり緩まず快適に飛べた。
レッスンで360をやっていたので、それを見て自分もポコジャンでヘリコプター型360を練習。わかった。重要なのは先行動作。ポコジャンでちゃんと回るには大げさに先行動作が必要。それをちゃんと意識すればきれいにヘリコプター型で回れる。最近そこそこ大きめなキッカーばかり飛んでいたので先行動作が不足していたようだ。
ポコジャンでちゃんと360をやったおかげで大きいキッカーでもきれいに回れそうな気がしたので、3つめで540までやってみる。角に落ちて何度かこけたけどやわらかいのでそんなに怖くない。やはりランディングが余り見えていない。だから立てない。180より540のほうが怖くないのはランディングが見えてないからそんな気がするだけに違いない。戸倉にはやたらでっかく180を飛ぶ女の子がいて、毎回感心させられる。その子が大きいので360やってるのは見たことないけど、2-Wayでランディングバーンの半分くらいまで180を飛んでるからすごい。180のほうがどう考えても怖いし難しいと思うんだけどな。
自分もスイッチランディングを練習しないと。よくスピンは目線がどうこういわれるけど、自分は目線はまったく意識しないで回っているので、回転のコントロールためには目線の使い方を学ぶ必要がありそうだ。

08/03/23 スノーパーク尾瀬戸倉 5

苗場にカナダカップ観戦&フリースキー試乗会に行こうかな、とも思ったのだけど、やっぱり自分が滑るほうがよいのでまた尾瀬戸倉へ。4時半に到着。
しかしリフトの動き出す8時を過ぎても眠い、疲労がひどい。いつもと違う。そもそも今週は体調を崩していて、木曜もまるまる寝ていたし、まだ回復しきっていなかった。そのうえ土曜日はX-techに行って、結婚式の2次会に参加して、さらに深夜のドライブはきつかった。
スキー場はところどころ土も出ている。このペースだと来週はもう無理なんじゃないか。3連キッカーはさらにサイズダウン。4-7-9mくらい?2-Wayのほうはでかいままだけど1-Wayになっている。予想したとおり今日はキッカーにスキーヤーはほとんどいない。でもなぜかボーダーが多く、いつもより順番待ちが長い。すいてると期待していたのに。
3連でスイッチを中心に練習。7mなら入れる。9mも入ってみたけどテーブルに落ちて解放して吹っ飛んだ。アプローチの間に正しいポジションを作れれば大丈夫なんだけど、その正しいポジションを見つけるのに時間がかかってしまう。さらに速度があがってくるとビビってポジションが作れない。
昼近くになると雪のシャバり具合がひどくなり、板は走らないしアプローチやアールの雪が汚れた部分で急激にブレーキがかかったりしてとても飛びづらくなってきた。
元2-Wayのほうがよさそうだけど、飛んでいるのがボーダー数名だけでスキーヤーがいないので、アプローチスピードがわからなかったのでやめといた。リップがライナーっぽくなっている気もして、適正速度の範囲が狭くなっているようにもみえた。
スピンのサッツを改善するべく4mでヘリコプター型360をやろうとかもしたら全然できない。今日はそもそも360ができてないのか?調子悪い。
お昼のメンテナンスタイム、板を変えてジブ。フラットダウンボックス、ワイドボックスで4回連続ですっぽ抜け。なにが悪いのかもよくわからない。前回はワイドボックスでなんちゃって270inできてたのに。腰が痛い。やっぱり今日は疲れてるし調子が悪いのだろう。怪我する前にもうやめることにした。
で、12時半にはスキー場を後にあとにしました。やっぱり苗場に行けばよかった。

08/03/16 スノーパーク尾瀬戸倉 4

土曜日スキー部で八方、日曜日一人で47の予定だったけど、仕事に支障をきたしそうなので今週は1日だけにした。スキー部はコブレッスンだったのでちょっと残念。47のキッカーは18mになったという話なので、行っても飛ぶ自信はあんまりなかったけど。
先週のリベンジに今週も尾瀬戸倉!
戸倉のキッカーは先週よりもサイズダウン。5m、9m、9mくらい?どんどん融けていっている感じ。
でも3月20日に大会があるようなので、それようと思われる2-Wayキッカーが、ハーフパイプのとなりにできていた。常連さんとディガーさんが話しているのが聞こえてきたところによると、13mと11mで、昨日造ったばかりらしい。「Gがこないように造ってありますよ!」とのことなのでちょっと気になる。
うまい人たちは2-Wayに行って3連キッカーのほうが空いてるし、3連キッカーのほうが数を稼げるので、そっちで練習。先週の反省を生かし今日はとにかく基礎!スイッチとレギュラーの棒ジャンプ。ストレートはなかなかちゃんと飛べない。やっぱりこのキッカーは苦手なんだろうか。でも先週よりサイズダウンしてる分怖がらずに飛べる。ジャパングラブがちゃんとできるようになってきた。スイッチ180は踏み切る感覚が少しわかってきた。欲を出してスイッチ360をやってみたら一応回った。でも2個目のキッカーにスイッチで入ってみたらひどいことになった。
お昼の整備タイムの後、3連キッカーのほうが整備完了するのが遅いので、先にオープンしたハーフパイプに1回だけ入ってみたらそこそこ飛べてこれは楽しい。グラブぐらいできそう。もっと飛んでみたかったけど、2-Wayキッカーを他の人が飛び始めたので、自分もそれにくっついて入ってみた。11mの小さいほう。ビビりながら前の人のスタートポイントからちょっかり。ぽわーん。おー、これはめっちゃ楽しい!この浮遊感。これはこの間の47のキッカーみたいだ。スピードコントロールに意識をとられないし、確かに「Gがこない」ので踏み切りやすく、まったく怖くない。この楽しさは3連キッカーの比ではない。うまくなったと勘違いさせてくれるキッカー。
ストレートを何本か飛んだ後、課題のミュート360を練習。結構できた、と思う。最後テール360も2回ぐらいやってみたが2回ともいちおう触れはした。ちゃんと踏み切ってからあせらず動ければどのグラブでもそんなに変わらないと思われる。次回はもっといろいろなグラブをやってみよう。それからミュートももっとチップ側をグラブしてクロスを強く入れたい。テールもそうだけど、足を上手に使って手の位置にスキーを持ってこないとできなそうだ。
午前の部その1(soto編)
午前の部その2(soto編)
午後の部その1soto編
午後の部その2soto編
ビデオを見ると低空飛行でもきれいにグラブする人もいるが、やっぱり高さのある人のほうがだんぜんかっこいい。うまい人はポンって跳ね上がってる。スイッチであのサッツはすごいなあ。ダブルバックなんてのも見れました。
自分のビデオをみるといろいろと気がつく。
1.スイッチのポジション
上体をもっと起こすべき?
2.アプローチ
サッツの手前でかがんでる。はじめから低い姿勢で。
3.グラブのタイミング
ストレートでも、グラブに行くタイミングがほとんどの場合早すぎる。しっかり棒ジャンプして、身体を伸ばしてから、放物線の頂点か、落ち始めてからグラブするくらいの意識で。
4.スピンのサッツ
同じ飛距離の他の人より放物線が低い。スピンになるとやっぱりサッツで身体を伸ばしきれてない。1回身体を伸ばす(=腰を前方に出す)。腰が前に出ていないと、軸が飛び出した角度のまま前傾してこない。
行きは3時間半、帰りは7時間。やっぱり疲れる。

08/03/09 スノーパーク尾瀬戸倉 3

土曜はX-techに行ってそのまま日曜は尾瀬戸倉へ行ってきた。
ここはおそらく関東ではもっともクオリティの高いパークがあるところ。3連キッカーは8m、10mアップ系、11m。雪をこんもりと盛ってキッカーが作ってあり、ステップアップちっくな形をしている。飛んでるのはスキーヤーのほうが多い。
朝イチは普通に滑ったが、カービングが楽しい中~急斜面があって、コンパクトながら普通に滑るのもとても楽しいスキー場じゃないかと思う。
さて、今回はミュート360の証拠映像を撮ろうと思って定点カメラを設置。が、しかし。先週47でそこそこ飛べてうまくなった気がしていたのは勘違いだったらしい。3連なので2個目3個目は適当にチェックをいれてスピードをコントロールする必要があるのだが、びびって適切なスピードにできずノール落ち連発。2個目のキッカーはアップ系でなかなかうまくサッツができない。3個目はそんなにアップはしていないが、47にくらべるとおそらくキッカーのアールがきついのだろう、こっちもぜんぜんちゃんとしたサッツができない。ミュート360どころの話ではない。
まわりの人たちはとてもうまく、そしてしっかり基礎をやっているなあというのを感じた。棒ジャンプや、スイッチの棒ジャンプを結構やっている。スイッチでもしっかり上へ踏み切ってジャンプしているし、しっかりと1回を身体を伸ばしている。
せっかくビデオをまわしていたのでサッツがうまくできていないまま、360とかもやってみたけどやっぱりヘボい。スピードも足りてないし踏み切れてもいないので低空飛行。ビデオで比較すると明らかだけど、うまい人はスピードもあるし上へしっかり飛びあがっている。自分の場合は伸び上がろうという意識は一応みられるのだけれど、伸び上がりきる前に中途半端に抱えてしまって上への力を吸収してしまっている。スピンでもちゃんと伸び上がるべし。
途中からは2個目を飛ばずに、2個目のキッカーのランディングからスタートを位置を決めて飛ぶようにした。それでノール落ちしないスピードでアプローチできるようにはなったが、スピードがでてくると最後のアールで急激に板がしなって反発がくる。それをうまく使って踏み切れれば高く飛べるんだと思うけど、その反発が怖くてまくられないようにするので精一杯。うまい人はランディングバーンの半分ぐらいまで飛んでいるけど、ノールをちょっと超えるのがやっと。オーバースピードすると簡単にフラットまで飛びそうな気もしてすごく怖い。
午前の部その1
午前の部その2
午後の部その1
↑スキーヤーで確実に1番ヘボいのが自分。11mで540も1回やってみたが激しく後傾していてひどいもんだ。8mでやってるときも立ててるけどやっぱり後傾してるんだろうな。
トランポリンで板履いて跳んだほうが練習になるんじゃないかとか思ったりもしたけれど、やっぱりいろんなの種類のキッカーをたくさん飛ばないとサッツ力は身につかないと思い直した。アルペンやモーグルといったバックグラウンドがない自分は、もっと基礎をしっかりやらないとだめだ。モーグルのキッカーは準備時間ないし、アールもきついし、アップライトエアは身体をまっすぐに伸ばす棒ジャンプできなきゃ何もできないし、ランディングした先はコブだから後傾とか許されないし、あれをずっとやってきた人たちには今のフリーライドのキッカーはきっと簡単だろう。

ひとごとではない

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080305-00000102-mai-soci
ご冥福をお祈りします。
最近モチベーションが高く、調子もよく、いい感じで上達してきて自信もついてきている気がするだけに、こういうときは気をつけないといけないと思う。
スキーをはじめてもう10年目。ふと毎年どれくらいスキーに行っているのか数えようとしてみた。毎年正確に数えていたはずなのに、記憶も記録もなくなってて思い出せない。でもたぶんだいたいこんな感じだ。
1998/1999(大学1年) – 20日(X-Free 8.0、Perfoma?)
1999/2000(大学2年) – 30~40日?←2級取得
2000/2001(大学3年) – 40~60日?←1級取得(FR-175、Z-2)
2001/2002(大学4年) – 60~70日?←ミュートグラブ。360失敗で左足首靭帯損傷
2002/2003(実家でバイト) – 0日
2003/2004(New Zealand) – 0日
2004/2005(大学院1年) – 20~30日? ←8mで360(Trouble Maker、Cross 8.0)
2005/2006(大学院2年) – 20~30日? ←なんちゃって540(Scrach Sprayer BC)
2006/2007(社会人1年目) – 6日 ←まぐれミュート360(Dogen)
2007/2008(社会人2年目) – 19日~(Trouble Maker、Cross 9.0)
合計250日くらい?
回数には山スキーは含まず。室内ゲレンデも含まず。朝と夜2回ゲレンデに行っていた時期もあるけどそこは日数。数を稼いでいるのはほとんどばんけいナイターで、多そうに見えて1日の滑走時間は2~3時間とか。
こう見ると空白の2年間がもったいないな。ま、クライミングのほうが面白かったから。今年は環境悪いのに我ながら頑張ってる。しかし飛びはともかくスキー技術的には2001年からあまり成長していないな。1級取ったときのほうが小回りはもっといい感触があった。記憶を美化しているのかな?大回りは今のほうがいいと思う。コブも。

08/03/02 Hakuba47ウインタースポーツパーク 1

今日は予報的にも晴れ、そして実際すばらしい晴れ。
土日両方基礎スキーをするなんてもったいない。今日は飛ぶ日。そのためにわざわざ一人ドライブしてきた。
トランポリンでサッツでの動作や空中での動きは練習できるし、そっちのほうが効率がいい気がする。練習できないのはハイスピードの中でのサッツ。なのででかいキッカーを飛びたかったので、15mキッカーがあるらしいHakuba47へやってきた。
忍者が成長する木を毎日跳び超えて跳躍力を鍛えるという話があるけれど、少しずつ大きなキッカーでひたすら地道に棒ジャンプをするのが上達の近道ではないかと思う。空中で動く練習よりも、でかいキッカーでも踏み切れるサッツ力が重要。
Dogenも持ってきたけどパークはすぐに開かないだろうとの読みでTMで滑り出す。昨日とは違って圧雪された斜面でカービングも楽しい。斜面がうねうねしていて面白かった。
はじめは5~8mくらいの中級キッカーで何本か飛ぶ。そして上級キッカーへ。掲示板によると12mらしい。おそらくリップから想定着地ポイントまでが12mで、ノールが12mではないような気がする。さすがに1本目はちょっと怖い。でかいキッカーで何が怖いのかというとスピードコントロール。ランディングに届かないと危ない。かといって飛びすぎたらもっと危ない。前の人のスタート位置からちょっかって飛んでみたらぴったし。楽しい、この浮遊感は初。そしてとても飛びやすいのでぜんぜん怖くない。12mの下は同じく12mのステップアップキッカー。キッカーのリップよりランディングのほうが高くなっている。12mからそのままちょっかってぴったり。ちょっとスピードが足りないと平らなところに落ちる。こちらのほうがリップの角度が急でスピードも速い分ちょっとだけ難しい。
中級で360回ってみたらなんか調子がよさそうなので12mでも360回ってみたらぜんぜん余裕。トランポリンでやったことを意識しつつひたすらミュート360の練習。なかなかできないが、少しずついい感じになってきた。なんちゃってミュートのメイク率が4割くらい。そしてついにがっちりミュートもできた。やった!この達成感はちょうどクライミングでなにかをレッドポイントしたときのようだ。やはり飛び出してからあわてずワンテンポおいてからグラブに行くことが大切。滞空時間があるのでこのぐらいのキッカーのほうがきっと簡単。でも納得できる出来なのは結局この1回だけだった。メイク率は0割5分って感じ。
ハープパイプもそこそこ混むけどきれいで最初は面白かった。なかなか調子がよく、エアターンっぽくできた。でもまだまだ慣れが必要な感じ。ハーフパイプを3分の2くらいでドロップアウトすると、12mキッカーの上に行けて両方同時に回れる。思うに、ハーフパイプはスキー自体の技術が重要。キッカーで飛ぶ分にはあまり滑りの技術は関係ないが、ハーフパイプでは壁をちゃんとカービングしてあがっていく必要があり、スキー技術が重要。後半、足が痛くなってちゃんと滑れなくなってくるとパイプではさっぱり滑れなかった。それがドロップアウトに顕著に現れて、ドロップアウトできなくなってきて上級キッカーのほうにいけなくなってしまった。
パイプの下には中級キッカー。大きいキッカーを飛んだものだからこのキッカー(テーブル?)では余裕がある。540やってみたら1回でぴったり立てた。ランティングもちゃんと見えた。まだタックも何もしていないが、このくらいのサイズで落差が大きくないキッカーなら540はできる自信がついた。トランポリントレーニングの成果で強いかけをしても軸が狂わなくなってきたんだろう。3回しかやってないが全部立てた。
さすがに12mで540はまだランディングに自信がないのでやる気にはならなかったが、12mキッカーで7mの540と同じかけができれば多分720まで回れちゃうんじゃないかって気がする。やらないけど。
Dogenにすると板の抵抗が大きくてスピードがわからなくなりそうなので結局ずっとTMで滑った。でかく飛ぶ分には安定感もTMのほうがありそうだ。
ジブアイテムは数自体少なく、難易度も微妙に高め。なのでぜんぜんやらず。
帰りは途中2時間寝たけど、トータル8時間かかった。しんどい。

08/03/01 白馬八方尾根スキー場 2

会社の基礎スキー部に参加。
セルフのガソリンスタンドでガソリンを入れすぎてあふれてしまいかなりあせった。一人ドライブ4時間半コースで、名木山ゲレンデ駐車場へ。
八方は前日から湿雪が降りまくり。レッスン開始までとりあえずコース脇なんかを滑ってみるけれど、ももまで埋まってなかなか進まない。やっとスピードが出てくるとすぐ前転。北海道でも本当に楽しいパウダーに当たったことなんて数えるほどしかないが、もしファットなスキーをはいていたらこんな雪でも楽しいんだろう。
レッスンもぼこぼこなゲレンデで。今日はへたくそっぷりを痛感。
メモ
・荷重は前。身体を倒すのではなく、骨盤を前に位置させる。
・2軸的な動き。外足を前に移動させていく。
・外足を伸ばしながら重心を内側にスライドさせていく。曲げ荷重はありえない。
・切替では前に重心を移動し、そして内側に移動し、スキーが回りだすのを待つ。
欠点
・すべてにおいて動きが急過ぎ。抜重しないで常に力をかけるべし。
・小回りで内向。腕で引っ張っている。余計な動き。
やはりテクニカルレベルの滑りは身につけたいと思うなあ。